友人とLINEで話していて、このネタを思い出したので記録しておく。
私(ゲイ)と友人(女性)は、自己肯定感が強い一方で、責任感も強く、根がとても真面目だ。仕事に対するこだわりがあり、手を抜いたり妥協したりするのが苦手。たぶん自分に厳しいぶん、他人への評価も厳しくなってしまうのだと思う。
私たちは「仕事の評価=人間としての評価」くらいに考えているところがあり、仕事ができない人は…言葉を選ばずに言えば「クズ」だと思ってしまうし、仕事がうまくできない自分に対しても同じように思ってしまう。その結果、自己肯定感はむしろ低くなってしまう。
本当は、仕事は生活費を稼ぐ手段であって、自己実現のためだけにやるものではないことは分かっている。でも、どうせ働くなら興味のある仕事をしたいし、誇りを持って働きたい。そう思うと、どうしても「自己実現」の要素が強くなってしまう。
ポッドキャスト「となりの雑談」で、さくちゃん(桜林直子さん)が「自分の中に鬼コーチがいて、できない自分を責め立ててくる」と話していたけれど、それがまさに自分にも当てはまる。理想の自分像が高すぎて、そこに届かないと自分で自分を責め、自己嫌悪に陥る悪循環。
本当は、できない自分を責めるよりも、できた自分を認めてあげることが大事なはず。でも、それがなかなかできない。
この思考の癖は、自分だけでなく、仕事のできない同僚や、自分を評価してくれない上司に対しても向かってしまい、結果として生きづらさにつながっている。
前述のさくちゃんも言っていた気がするけれど、友人が落ち込んでいるときには優しくできるのに、相手が自分になると急に厳しくなってしまうのはなぜなんだろう? 内弁慶のように、家族や親しい人には当たりが強くなってしまうのと似たようなものかもしれない。
でも、本当は自分こそが最大の味方でありたい。怠けるという意味ではなく、もっと自分に優しくしてあげたい。そう思うけれど、そのやり方がわからない。
自己評価を高めるために『セルフ・コンパッション』という本を買ってみたのだけれど、翻訳本だからか、日本語にしても内容がなかなか入ってこない。ブックオフに売り飛ばそうか迷いつつも、もう一度読み直して、「自分への思いやり」を持てるようになりたいと思う。
コメント